インフルエンザが久々の大流行か

全国的に、インフルエンザが大流行しつつあります。

定点あたり報告数を前の週と比べると、熊本市が7.20→19.68、熊本県は7.66→19.73と、いずれも激増です。

10で注意報レベル、30で警報レベルですから、来週は警報レベルに達している可能性もありそうですね。

 

同じ期間において、当院でのインフルエンザ陽性診断数は12→32と、すでに警報レベルに達しています。

日曜祝日診療をしていると、感染症の流行だけは、いつも先取りしてしまいます。

 

全国的には、とくに福岡の流行が報じられています。定点あたり報告数は、福岡県35.40、福岡市39.41です。

しかし熊本県内でも、有明保健所管轄では定点あたり報告数が57.38という、驚異的な大流行です。

 

インフルエンザは、急な発熱(高熱)の後、遅れて上気道炎症状、というのが従来は典型的な症状でした。

ところが今シーズンは、熱は必ずしも高くないし、咳や咽頭痛が熱に先行するケースも目立ちます。

 

咽頭痛が先行するのでコロナも疑うのですが、状況的に先にインフルエンザを検査すると陽性が出ます。

咽頭後壁のみならず軟口蓋まで広く赤く溶連菌感染も疑う場合でも、やはりインフルエンザが出ます。

コロナ禍のとばっちりで、インフルエンザウイルスもだいぶ変異したんじゃなかろうかと疑っています。

 

さていよいよ、臨戦態勢です。今シーズンは、過去5年間で最大の流行になりそうな気がします。

とりあえず、検査キットは年明けまで足りるほどの数を確保しておきました。いや、足りるのかちょっと心配。

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