ガジェットで体調を監視する

毎晩私は、Apple Watchを装着して寝ています。

それは睡眠中の不整脈、とくに心房細動を監視するためです。さいわい、いまのところ警告は出ていません。

 

そのまま一日中装着しているとバッテリーが切れるので、診療中には外して充電器に乗せています。

そのかわり日中の歩数等は、ポケットに入れたiPhoneがカウントしてくれています。

 

旅行中には、昼も夜も一日中Watchを装着しているので、ときどき外して充電しなければなりません。

腕時計の自動巻きみたいに、Apple Watchにも、腕を動かせば充電できる仕組みがあるといいんですけどね。

充電不要の生体監視デバイスもありますが、興味はありません。Apple Watchの他の機能も私には必要なので。

 

最近のApple Watchには呼吸状態を監視する機能が備わり、「睡眠時無呼吸」の兆候を検出してくれるとか。

 

ふ~んと思ってたら、「Apple Watchで睡眠時無呼吸が検出された」と当院を受診した方が最近現れました。

さっそく、正式なポリグラフ検査を行ってみたところ、まさしく睡眠時無呼吸症候群(SAA)じゃないですか。

 

この事例を目の当たりにした私が、Apple Watchの検証を行う必要性を感じるのは、医師として当然のこと。

 

というわけでこのたび、長年使ってきたApple Watch Series5を、Series 10に買い替えることにしました。

まず自分が試さなければ、患者さんにWatchを勧められませんからね。(じつは自分の呼吸状態を知りたい)

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