2025/03/06
毎晩私は、Apple Watchを装着して寝ています。
それは睡眠中の不整脈、とくに心房細動を監視するためです。さいわい、いまのところ警告は出ていません。
そのまま一日中装着しているとバッテリーが切れるので、診療中には外して充電器に乗せています。
そのかわり日中の歩数等は、ポケットに入れたiPhoneがカウントしてくれています。
旅行中には、昼も夜も一日中Watchを装着しているので、ときどき外して充電しなければなりません。
腕時計の自動巻きみたいに、Apple Watchにも、腕を動かせば充電できる仕組みがあるといいんですけどね。
充電不要の生体監視デバイスもありますが、興味はありません。Apple Watchの他の機能も私には必要なので。
最近のApple Watchには呼吸状態を監視する機能が備わり、「睡眠時無呼吸」の兆候を検出してくれるとか。
ふ~んと思ってたら、「Apple Watchで睡眠時無呼吸が検出された」と当院を受診した方が最近現れました。
さっそく、正式なポリグラフ検査を行ってみたところ、まさしく睡眠時無呼吸症候群(SAA)じゃないですか。
この事例を目の当たりにした私が、Apple Watchの検証を行う必要性を感じるのは、医師として当然のこと。
というわけでこのたび、長年使ってきたApple Watch Series5を、Series 10に買い替えることにしました。
まず自分が試さなければ、患者さんにWatchを勧められませんからね。(じつは自分の呼吸状態を知りたい)