2025/03/17
「帯状疱疹ワクチン」の定期接種が、予定通り来年度から始まります。4月1日からです。対象は65歳。
もちろん66歳以上の方も、経過措置として今後5年間、5の倍数の年齢の時に接種できます。
この接種対象の決め方はちょうど、「高齢者用肺炎球菌ワクチン」とよく似ています。でも、同じじゃない!
注意すべき点は、帯状疱疹ワクチンの接種対象が「満年齢」ではなく「年度年齢」で規定されていることです。
たとえば来月からの接種対象は、来年度中に65歳かそれ以上の5の倍数の年齢になる方です。
なんと私もです。私は今年9月に65歳の誕生日を迎えるので、栄えある「初年度の接種対象」なんですね。
奇しくも、「共通一次元年」の学年が、「帯状疱疹ワクチンの定期接種元年」の学年となるわけです。
このように年度年齢を採用したのは、接種を知らせる「勧奨ハガキ」を出しやすいからでしょうね。
肺炎球菌ワクチンも、経過措置期間中はそうでしたが、現在は満年齢の方に変わっています。
以前から行われているインフルエンザワクチンの定期接種も、対象は満年齢で65歳以上と規定されています。
つまり、満年齢で規定された高齢者用ワクチンが2つあるのに、年度年齢で規定したワクチンが始まるのです。
経過措置が終わったら、帯状疱疹ワクチンも満年齢規定になるのでしょうけど、しばらくは間違い注意です。