2025/04/22
先日当ブログに書いたせい、だけでもないでしょうけど、百日咳ワクチンの問合せが増えています。
(1)年長になったが接種すべきか、(2)妊婦なのだが接種できるか、などが主な問合せ内容です。
百日咳ワクチンの免疫は約10年で切れるとされてきましたが、最近では5年程度だとも考えられています。
なので、3種混合または4種混合ワクチンの追加接種を1歳のときに受けた方は、年長時が次の接種時期です。
ちょうど年長時にはMRワクチンの第2期接種を行うので、それとの同時接種を当院ではお勧めしています。
とくに百日咳は学校で流行しやすいので、就学前の予防接種はとても有効です。
しかし考えてみると、小学生や中学生だけでなく、高校生も大人も、全員が免疫切れの状態と言えます。
ワクチンの接種を勧めるのであれば、全年齢層の方にお勧めしなければならないということになります。
と考えると、任意接種対象者はかなり多くなるかもしれません。はてさて、ワクチンが足りるんでしょうか。
そのことに気付いて、3種混合ワクチンを院内に少し在庫しておこうかと考えたのがつい昨日のことです。
さっそく薬品卸に電話すると、営業所に在庫が無い。複数の業者をあたりましたが、県内在庫はわずかでした。
あちこち手を回して、福岡から取り寄せたりして、明日にはある程度は確保できる見込みです。
で、最後はワクチンが余ったりするかもしれませんが、まあこういうのは、備えあれば憂いなしなので。