あてにならないマイナ保険証

「マイナ保険証」を医療機関の端末で読み取ると、画面に氏名や生年月日や保険者名などが表示されます。

それに加えて画面の最上段付近には、受診者の医療保険の資格が「有効」か「無効」かが明示されます。

 

「○ この資格は有効です。」と緑の帯で表示されたら、そのマイナ保険証は有効です。

「! この資格は無効です。新しい資格が存在するので確認してください。」と赤く出たら無効です。

 

これこそが、「オンライン資格確認」の真骨頂。いま有効か無効か、その最新情報キッパリと示してくれます。

なので患者さんは転職や結婚等で保険情報が変わっても、ただマイナカードを提示すれば済むのです。

 

となるはずなのですが、実際は異なります。

転職したばかりの方は、その事務処理が完了するまで、いつまでたっても有効表示が出ないことがあります。

以前、国家公務員で、異動後1カ月以上経っても無効表示が続いていた方がいました。

組織が大きいと、事務処理をまとめてやるから余計に時間がかかるのでしょうか。

 

その反対に最近、転職直後なのに有効表示が出たので確認したら、前の職場の情報が残っている方がいました。

前の職場の退職にともなう事務手続きが、まだ完了していなかったということです。

 

患者さんにしてみれば、事務処理の遅延など知るよしも無く、自信を持ってマイナ保険証を提示するわけです。

そして医療機関は、そのマイナ保険証が「有効」と表示されたら、それ以上何を疑えというのでしょう。

 

従来の保険証では、「保険証切替中」のために保険証を提示できない、一種の「無保険」期間がありました。

それによって医療機関も、いまは切替中だなと把握することができたのですが、マイナではできないのです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていますが、結局は、入力作業がネックなんですよね。

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